マイナンバー、今すぐにやるべき事!
   
作成日:07/21/2015
提供元:マネーコンシェルジュ税理士法人
  


■まずは、安心して下さい!

マイナンバーのセミナー講師として各地でお話しさせて頂いていますが、新聞報道が悪いのか、政府の対応がよくないのか、民間システム系会社が商業主義的過ぎるのか、企業に対して、マイナンバーの対応遅れをひどく煽っているように思います。

早くマイナンバーの対応をしないと、10月にはドエライことになりますよ!?、というような感じです。

はっきりいって、煽り過ぎです。

そこで最近私はいつもセミナーの冒頭にこのような話をさせて頂いています。

「まずは、安心して下さい。」

「マイナンバーが始まっても、年末調整業務や社会保険資格取得届業務などは、今までと基本的に同じです。」

「ただ、それらの業務を行う時に、常に12桁のマイナンバー付きで作業を行わないといけないというダケです。」

「そのために、マイナンバーを従業員等から集める作業と、その後、それらを漏らさないための安全管理措置を準備しないといけないダケです。」

■とはいえ、従業員100名超の会社は準備をスタートさせて下さい

とはいえ、従業員数が100名超の会社は、もうそろそろ準備を始めないとダメです。

(逆にいうと、従業員数10名とかの会社では、今時点でも、焦る必要は全くありません。)

というのも、従業員数100名超の会社であれば、マイナンバーを漏らさないための安全管理措置において、中小企業特例が適用されず、大企業と同様に、例えばマイナンバー取扱規定を作らないといけないなどの対応が必要となるからです。

では、具体的に、従業員数が150名とか300名とかの会社では、今すぐに何をしないといけないのでしょうか?

大きく分けると、以下の6つです。

1.従業員への事前説明会の開催
2.本人確認ワークフローの確立(マイナンバー収集作業)
3.4つの安全管理措置のための準備
4.マイナンバー取扱担当者への教育研修
5.給与システムのマイナンバー対応
6.取扱規定等の書類作成

■従業員向け説明会を9月末までに開催すること!

上記6項目を今回以後に、徐々に説明していきますが、まずは何をおいても今準備して頂きたいのは、「従業員への事前説明会の開催」です。

会社から何の説明もなく、いきなり自宅に簡易書留で、「マイナンバー通知カード」が届いたら、どうなりますか?

その後、会社は従業員のほぼ全員からその12桁のとても長い番号を、家族分含めて預からないといけません。

新入社員などは、そのカードをなくしてしまうかもしれませんよね。

また、会社が従業員等からマイナンバーを預かる際には、事前にその利用目的を通知することが義務付けられています。

そのためにも、従業員への事前説明会を9月末までに開催されておくことをお勧めします。

とはいえ、従業員に何を話していいのかわからないという方は、下記の当社の「マイナンバーコンサル」をご利用ください。
マイナンバーコンサル


初回面談無料ですので、お気軽にご相談ください。

9月末までに実施したい方は、「残り10枠」となりますので、早めにお問い合わせ下さい。