夢を実現させる「予算計画」
   
カテゴリ:その他
作成日:10/28/2008
提供元:アサヒ・ビジネスセンター
  


 今日は社長が経営コンサルタントの先生を呼んで予算計画についての社内研修会です。
 

社長
「先日参加した経営者セミナーの講師をされていた、経営コンサルタントの余産盾郎先生だよ。」

 
余産
「私、経営コンサルティングをしております、余産盾郎と申します。」
 


旭課長
「総務課長の旭です。こちらは経理を担当しているリエちゃんです。」

リエ
「リエです。」
 
社長
「当社でも税理士の伊豆野先生から指導をいただいて予算計画を作っていますが。皆さんにも予算の考え方を学んでほしいと思い余産先生をお呼びしました。」

余産
「改めまして。余産盾郎です。本日は予算計画について研修をしていただきたいと社長よりご依頼をいただきました。ところで皆さんは予算計画を作ることについて嫌だなと思われていませんか。」

亀井工場長
「確かにそう思います。やってみなければ判らないじゃありませんか。それに計画に振り回されるようで嫌な気がします。」

余産
「そうですね。しかし、予算を計画するということを、こう考えてはいかがでしょうか。それは夢を数値化することです。当然突拍子もない荒唐無稽な夢では困りますが、社長さんの会社に対する将来の夢、社員さんの職場に対する夢なんかを実現するための手法だと考えるんです。」

旭課長
「夢ですか。」

余産
「予算を計画することは、皆さんの夢を実現させることのほかに、現実を把握することもできます。当然計画当初は、前年実績を元にしているでしょう。しかし、世の中の動きは年々早くなっております。前期出来たからといって翌期も同じ状況であるとは限りません。そうすれば自ずと計画と業績が乖離してきます。」

リエ
「ふん、ふん。」

余産
「計画より業績が良くなっていれば、生産体制を上げて機会損失がおきないようにしたり、逆に悪くなっていれば、不良在庫を作らないようにするなどの対策を早めにできるわけです。」

社長
「予算計画があることで自己防衛ができるということですか。」

余産
「会社の経営者、従業員が会社を良くしたいと思う夢を実現させるのが予算計画だと考えれば計画を考えることも苦にはならないのではないですか。」
 

亀井
「お客さんに喜んでいただく仕事をしたいという夢というか目標があれば、そのためにはどんなことが必要かということが、計画を考えることで実現性があがるんですかねぇ。」

 
余産
「人には大なり小なり夢があります。夢は見続けていいものだと思います。あきらめたときに夢が幻になってしまうのです。予算計画も一緒ですよ。」
 


リエ
「あぁ、私ももっと早く人生計画を夢の実現ととらえてしておけば良かったわ。」