ホスティングってなに?
   
カテゴリ:その他
作成日:11/01/2005
提供元:アサヒ・ビジネスセンター
  


 当社はホームページとEメール利用のために、外部のレンタルサーバーを使用しています。今日は契約しているホスティングサービス会社営業の大島さんが運用のアドバイスに来ています。

リエ
「ホームページとかEメールの仕組みが、よくわからないのですが、ホスティングサービスって何ですか。」

大島
「ホームページを開設したり、Eメールを利用するためには、インターネット上に、外部のパソコンなどから書き込みが可能なサーバーを用意し、かつ、それが常時インターネットに接続している状態にしておくことが必要です。そこで、こうした環境をレンタルで提供し、運用管理を行うサービスがあって、それをホスティングといいます。」

リエ
「では、ホスティングサービス以外の方法でホームページを開設したり、Eメールを利用することができるのですか。」

大島
「インターネット接続業者(プロバイダサービス)が提供するホームページおよびメールサービスを利用すれば、最低限インターネットを利用することは可能です。また、外部のレンタルサーバーを使わずに自社のサーバーで運用することもできます。」

リエ
「プロバイダサービスのホームページ開設とホスティングサービスとは何が違うのですか。」

大島
「まず、プロバイダが提供するホームページおよびメールサービスはプロバイダ業者のドメイン名(ホームページのアドレスに付いている'xxxx.ne.jp'とか'yyyy.com'という部分)を使用しなくてはならず、会社が取得した独自のドメイン名を使用することができません。さらに、ユーザがホームページ上から指定のフォームに書き込んで送信するとか、複数の人が書き込める掲示板の機能を導入したい場合など、CGIと呼ばれるプログラムが必要になりますが、それが使えないというような利用制限が一般にあります。ホスティングサービスではそれらの問題はなく、独自ドメインもCGIも使えます。ただし、サーバーがレンタルなので利用スペースやメールのアカウント数には制限が設けられています。」

リエ
「では、自社のサーバーで運用する場合とホスティングサービスとはどのように違いますか。」

大島
「自社のサーバーで運用する場合、利用スペースはサーバーの容量分すべてになり、メールのアカウント数の制限もなくなります。もちろん独自ドメインも使用でき、CGIなどの利用制限もありません。また、レンタルサーバーのようなレンタル料も発生しません。ただし、外部からの書き込みが可能になるので、セキュリティ対策をすること、ネットワークへの接続や設定の専門知識のある人と、常時サーバーを起動しておくためのメンテナンスの体制が必要になります。そこで、ホスティングサービスでは、セキュリティ対策、ネットワークの専門知識、サーバーのメンテナンス体制を提供しているということになります。」
 


リエ
「今まで会社のホームページの更新は外部の業者さんに任せていましたが、それだけでは日常的な細かい対応が難しいので、これからは総務でメンテナンスしていくことになりました。今、ホームページ作成ソフトを勉強しているのですが、HTMLとかCGIとかFTPなどわからない言葉がたくさん出てきて、不安になります。でも、近くに聞ける人がいると本当に助かるので、これからもいろいろ教えてください。」