Pay-easy(ペイジー)の利点は?
   
カテゴリ:経理事務
作成日:05/13/2008
提供元:アサヒ・ビジネスセンター
  


 今日は信用金庫の南条支店長が経理の部屋に来ています。
 


リエ
「この前、インターネット通販で買い物をしていたら、支払い方法の一つにPay-easy(ペイジー)があったんですよ。ペイジーは税金とか公共料金の支払いだけだと思っていたら、通販でも利用できるんですね。手数料も無料だったので、ペイジーで支払いをしてみました。ところで、ペイジーって、どういう仕組みになっているのですか?」
 
南条
「ペイジーは、従来、請求書とか納付書を持って金融機関やコンビニの窓口で支払っていた公共料金やインターネットショッピングの購入代金などを、パソコンのインターネットバンキング、携帯電話のモバイルバンキング、金融機関のATMから支払えるようにするサービスのことで、その構築・運営は金融機関が共同で、日本マルチペイメントネットワーク運営機構という組織をつくって行っています。国内のほとんどの金融機関(銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農漁協、ゆうちょ銀行)が共通の仕組みでこのサービスを提供しています。」

リエ
「口座振込とは何が違うのですか?」

南条
「口座振込では、振込先の金融機関名・支店名・口座番号や振込金額を入力して指定する必要がありますが、ペイジーでは請求書・納付書などで指定された納付番号、確認番号などの番号をインターネットバンキングやATMの画面から入力すれば、支払金額などが自動表示されます。そのため、金額を入力する必要はなく、簡単な操作で支払うことができます。また、振込手数料のような費用は、ほとんどの場合、発生しません。」

リエ
「先日のインターネット通販では、日曜日に注文してペイジーで支払いをしたら、その日(日曜日)に購入先から入金確認と出荷のお知らせメールがありました。口座振込だと金融機関の営業日でないと入金確認ができず、出荷もそれ以後になるのですが、休日に入金確認ができたので、早く納品されて助かりました。ペイジーだと、休日でも支払いができるということでしょうか。」
 

南条
「振込の場合では、平日15時以降や土日祝日に実行した場合、翌営業日扱いになってしまいますが、ペイジーの場合では、支払操作を行った時点が取扱日となります。だから、夜中に操作されてもその時点での決済、ということになります。」

 
リエ
「ペイジーを利用してみると、従来の常識とは違って、いろいろ便利な点が多くて驚きます。ただ、ペイジーを集金方法の一つとして活用できる団体・企業と、できない団体・企業の差が大きくなりそうな気もします。」