もうすぐ年末調整
   
カテゴリ:経理事務
作成日:11/14/2006
提供元:アサヒ・ビジネスセンター
  


旭課長
「リエちゃん、年末調整の準備はすすんでいますか。」
 


リエ
「はい。昨日恵子ちゃんと年末調整説明会に参加して必要書類をもらってきました。」

旭課長
「今年はどんな注意点がありましたか。」
 
リエ
「平成18年は所得税に適用される定率減税の税率が10%または最大12万5千円になっている点ですね。」

恵子
「あと昨年から必要となった国民年金保険料控除証明書の添付について注意してほしいって言っていました。」
 

旭課長
「そうですか。国民年金の控除証明書だけでなく生命保険料や損害保険料の控除証明書は毎年なくしてしまう人が多いからね。」

 
リエ
「課長、うちは全員社会保険に加入していますから国民年金の控除証明書は必要ないですよね。」
 
旭課長
「いやいや、リエちゃん、そんなことはないよ。中途で入社した人や20歳以上の扶養親族のいる人の場合、国民年金を負担している場合が考えられるよ。」
 
リエ
「あっそうか。」
 


恵子
「それから、コンピュータソフトで給与計算をしている企業は必ずソフトウェアの更新をするように言っていましたよ。」
 
リエ
「なんでも古いバージョンのまま年末調整をしていて税務調査で指摘された例があったて言っていたわね。」

旭課長
「その点、うちは伊豆野先生のところでソフトウェアの対応をしてもらっているから大丈夫ですね。そうだリエちゃん、今年の年末調整用の更新がいつ頃になるか後で確認してもらえるかな。」

リエ
「はい、分かりました。予定がわかればスケジュールが立てやすいですからね」
 
 



 
旭課長からの年末調整のアドバイス

 年末調整の書類を回収すると控除証明書類を紛失していることがあります。
 この場合、もしその支払の事実が確認でき、かつ、控除証明書を再発行等による取得の手続き中であれば翌年1月末日までに提出することを条件に年末調整をしてあげられます。