男性会社員の小遣いは3万3873円で過去3番目に低い金額
   
カテゴリ:その他
作成日:07/01/2016
提供元:21C・TFフォーラム
  


 新生銀行が、全国の会社員やパート・アルバイトを対象に4月に実施した「2016年サラリーマンの小遣い調査」結果(有効回答数2352人)によると、男性会社員の平均小遣い額は、昨年から231円微増の3万7873円となったが、1979年の調査開始以降、過去3番目に低い金額だった(最低額は1982年の3万4100円)。年代別にみると、20代は昨年より2714円増加して4万879円と4万円を超えた。

 しかし、30代(3万6846円)と40代(3万5670円)は昨年からやや減少して3万円台半ばとなった。男性会社員の平均小遣い額をライフステージ別にみると、「未婚者」(4万5097円)や「DINKS(既婚・子供なし・共働き)」(4万2116円)では4万円を超える一方、「子供なし・専業主婦世帯」(3万1977円)や「子供あり世帯」(共働き世帯:3万83円、専業主婦世帯:3万2254円)は3万円前半となった。

 女性会社員の小遣い額については、昨年より966円減少の3万3502円となった。20代(3万8220円)は同2305円増加したが、30代から50代は昨年より減少している。また、今回の調査から、配偶者の月の平均小遣い額の調査も追加されたが、男性会社員の配偶者の小遣い額は2万6001円となっている。一方、女性会社員の配偶者の小遣い額は3万9223円と、男性会社員の平均小遣い額より1350円高い結果となった。

 サラリーマンの昼食事情をみると、男性会社員の昼食代は587円(前年601円)、女性会社員は674円(同666円)と、いずれも前年と同水準だった。男性・女性会社員ともに「持参弁当」の割合が最も高く、男性(34.9%)で3割半ば、女性(49.6%)で約半数を占める。昼食にかける平均時間では、男性社員が21分に対し、女性会社員は30分とやや長い傾向にある。

 サラリーマンの飲み事情をみると、男性会社員の1回の飲み代は、「外飲み」が5102円、「自宅飲み」が2734円、女性の場合は、「外飲み」が3915円、「自宅飲み」が2450円。1ヵ月の飲み回数は、男性会社員2.3回、女性会社員2.0回で、ともに前年と同様だった。1ヵ月の飲み代は、男性会社員は前年より50円増加の1万1765円、逆に女性会社員は901円減少の8022円となっている。

 同調査結果はこちら