申年生まれは991万人、新成人は121万人
   
カテゴリ:その他
作成日:01/07/2016
提供元:21C・TFフォーラム
  


 総務省では、新年を迎えるに当たり、平成28年1月1日現在における「申(さる)年生まれ」の人口と「新成人」の人口を推計した。それによると、平成28年1月1日現在における申年生まれの人口は991万人で、総人口1億2683万人に占める割合は7.8%となっている。男女別にみると、男性は480万人、女性は512万人で、女性が男性より32万人多くなっている。

 申年生まれの人口を出生年別にみると、昭和43年生まれ(平成28年に48歳になる人)が182万人と最も多く、次いで昭和19年生まれ(同72歳になる人)が159万人、昭和55年生まれ(同36歳になる人)が154万人、昭和31年生まれ(同60歳になる人)が152万人、平成4年生まれ(同24歳になる人)が124万人、平成16年生まれ(同12歳になる人)が110万人などとなっている。

 総人口を十二支別にみると、丑(うし)年生まれが1111万人で最も多く、未(ひつじ)年(1100万人)、子(ね)年(1095万人)などと続いており、申年生まれは11番目となっている。

 一方、平成27の1年間に、新たに成人に達した人口(平成28年1月1日現在20歳の人口)は121万人で、前年と比べると5万人の減少となっている。男女別にみると、男性は62万人、女性は59万人で、男性が女性より3万人多く、女性100人に対する男性の数(人口性比)は105.1となっている。

 新成人人口の推計を開始した昭和43年からの推移をみると、第1次ベビーブーム(昭和22年~24年)世代の昭和24年生まれが成人に達した45年が246万人で最も多くなった後、減少に転じ、53年には152万人となった。その後、昭和50年代後半から再び増加傾向を続け、第2次ベビーブーム(昭和46年~49年)世代が成人に達した時に200万人台となった後、平成7年に再び減少に転じて以降は減少傾向を続けている。

 平成28年の新成人人口は121万人、総人口に占める割合は0.95%となり、21年ぶりに増加となった前年と比べ、5万人減と再び減少。人口、割合共に過去最少だった平成26年とそれぞれ同値となっており、総人口に占める割合は6年連続で1%を割り込んでいる。なお、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、今後の新成人人口は、微増微減しながら減少傾向で推移し、平成37年には110万人を下回ると見込まれている。

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