習慣的な喫煙者割合は微増の19.6%~国民健康調査
   
カテゴリ:その他
作成日:12/18/2015
提供元:21C・TFフォーラム
  


 現在習慣的に喫煙している人の割合は19.6%で、前年に比べ0.3ポイントの微増となったことが、厚生労働省が無作為に抽出した全国の約5400世帯を対象に昨年11月に実施した「平成26年国民健康・栄養調査」結果(有効回答数約3600世帯)で分かった。喫煙に関する質問には男女7626人が答え、男性(3560人)の喫煙率は前年度と同じ32.2%、女性(4066人)は0.3ポイント増の8.5%だった。

 10年前の調査の喫煙率は26.4%で男女ともに大きく減少しているが、22年以降、総数で20%前後、男性で33%前後、女性は9%前後で推移している。年齢階級別にみると、その割合は男女ともに30歳代で最も高く、男性は44.3%、女性は14.3%。次いで、男女ともに40代が続き、男性は44.2%、女性は12.8%。対して喫煙率が最も低いのは、男女ともに70代で男性15.2%、女性2.5%だった。

 また、現在習慣的に喫煙している者のうち、1日に21本以上吸う人の割合は、全体では12.9%で、男性は15.2%、女性は5.5%だった。この10年間は、男性は10年前の29.9%から大きく減少しているが、女性は同8.1%と大きな変化はみられない。現在習慣的に喫煙している人のうち、たばこをやめたいと思う人の割合は、男性26.5%、女性38.2%。19年以降でみると、男女ともに大きな変化はみられなかった。

 一方、飲酒の調査では男性3562人、女性324人の計4066人が答え、飲酒習慣のある人の割合は、男性が34.6%、女性が8.2%だった。生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人の割合は、男性が15.8%、女性が8.8%。22年、24年、26 年の推移でみると、男性は大きな変化はみられず、女性は増加。性・年齢階級別にみると、その割合は男性では50歳代(23.8%)、女性では40歳代(16.9%)で最も高い。

 同調査結果の概要はこちら