酒類の輸出金額が5年連続で過去最高額を記録
   
カテゴリ:その他
作成日:03/01/2017
提供元:21C・TFフォーラム
  


 国税庁が公表した酒類の輸出金額・輸出数量の動向によると、平成28年の酒類の輸出金額は429億9700万円(対前年比10.2%増)となり、5年連続で過去最高額を記録したことが分かった。また、28年の酒類の輸出数量は、12万4710キロリットル(同13.5%増)となり、こちらも過去最高の水準となった。10年前の18年と比べると、輸出金額は約3.1倍に、輸出数量は約2.7倍にそれぞれ大きく伸びている。

 平成28年の国(地域)別輸出金額は、上位5ヵ国(地域)全てで増加。上位3ヵ国(地域)は昨年同様であり、「アメリカ合衆国」が102億900万円(対前年比8.6%増)、「大韓民国」が75億5500万円(同16.3%増)、「台湾」が46億3400万円(同4.0%増)。以下、「香港」42億9500万円(同9.4%増)、「シンガポール」27億4700万円(同34.5%増)と続いている。

 平成28年の品目別輸出金額は、全ての品目で前年を上回った。輸出金額は、「清酒」が155億8100万円(対前年比11.2%増)で最も多く、以下、「ウイスキー」が108億4400万円(同4.5%増)、「ビール」94億8900万円(同11.0%増)、「リキュール」42億1100万円(同25.5%増)と続く。清酒、ビール、リキュールについては対前年比で二ケタの伸びを示しており、ウイスキーなども堅調に増加している。

 平成28年の清酒の輸出金額は、約156億円、輸出数量は約1万9737キロリットル(対前年比8.6%増)となり、いずれも7年連続で過去最高となった。清酒の国(地域)別の輸出金額をみると、「アメリカ合衆国」が5196億円(同4.0%増)で最も多く、次いで「香港」2630億円(同15.3%増)、「大韓民国」1562億円(同14.5%増)、「中華人民共和国」1449億円(同23.6%増)の順に多い。

 この件はこちら