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これだけは押さえておきたい・・・
(2016年8月)

自由診療がすぐにできない!? ここまでしっかり検討しよう

シミュレーション・税務・各種申請
鈴木克己税理士事務所
税理士
鈴木 克己 氏

 第二の開業と言われる医療法人化。ドクターが 法人化を目標としていたり、もしくは節税のために医療法人化を検討したりと医療法人化を検討するケースはさまざまあるかと思います。

 とは言え、通常の個人が株式会社や合同会社を設立し、法人化する流れと、行政の手続きを必要とする医療法人化では、やはり検討していくポイントも異なってきます。しっかりと検証して医療法人化を提案して、「実行してきたが手続きに戸惑ったがために、医療法人としての開業が遅くなった」、「自由診療が開業と同時にすぐできずに 収入が減ってしまった」など、医療法人化が原因でお客さまとトラブルになってしまうことがあります。

 このようなトラブルを未然に防ぐためには、やはりしっかりと事前に医療法人化するための流れや、行政との対応、申請のコツ、また実際に税金がどれぐらい節税ができるのかをシミュレーションしておくことが重要になります。

 今回は、医療専門税理士として多くのドクターの医療法人化を支援してきた鈴木先生に、医療法人化に向けた実務のコツを解説いただきました。第1巻では、医療法人化のシミュレーションの仕方、またそのシミュレーション結果から何を検証すればいいのかを。第2巻では、医療法人の形態と医療法人上の税務のポイントを。そして第3巻では、慣れていないと特に時間がかかってしまう 医療法人化に向けた行政手続きの注意点とスムーズに進めるためのコツをお話しいただきました。

 医療法人化は会計事務所にとってもドクターとの信頼強化につながるメリットの大きな業務です。ぜひ、実務の勘どころを押さえていただきまして、ドクターの支援をしていただければと思います。


「医療法人設立のすべて
シミュレーション・税務・各種申請」

鈴木 克己 氏
第1巻  医療法人化シミュレーションとその結果から検証すべきこと
第2巻  医療法人の形態と設立時の税務
第3巻  医療法人化の流れと各種申請書
◆プロフィール◆
平成13年税理士登録。山田&パートナーズ会計事務所(現 税理士法人山田&パートナーズ)医療事業部マネージャーを経て独立。 医療経営士3級。日本医師会総合政策研究機構・経営分析センター研究員、日本医師会総合政策研究機構 客員研究員等を歴任。