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これだけは押さえておきたい・・・
(2016年7月)

土地の価値は道路で決まる

道路で大きく変わる土地の評価額への影響
吉村鑑定税理士事務所
税理士・不動産鑑定士
吉村 一成 氏

 土地の価値は道路で決まると言っても過言ではありません。

 対象となる土地がどのような種類の道路に接しているかによって、その土地の利用に大きく影響してきます。このことは、そのまま対象地の評価を行う際にも同様となります。

 では道路とは何か? 通常認識している道路と、法令による道路とは異なります。

 日常的に指す道路とは別に、「道路法」「都市計画法」「建築基準法」「私道」など、それぞれで道路の定義が異なり、無道路、私道、2項道路や赤道、青道などの道路の種類から、形状、幅員、さらには接道の状況など、道路と言っても多種多様であり、土地評価に様々な大きな影響を与えます。

 特に、相続における土地の評価では、まずはこれらの違いをよく理解しておかなければ、正しい土地を行うことはできません。しかし、税理士は試験勉強から実務まで、これら道路のことをしっかりと学ぶ機会はほとんどありません。

 このような理解不足のもとで、土地の評価にあたることは危険極まりないことです。

 そこで、土地の評価において基本でありかつ重要な、道路と土地の関係について、基本から具体的な評価方法まで、様々な事例も確認しながら解説していきます。評価における道路の定義と具体的な実務対応の重要なポイントだけを簡単に理解することができます。


「無道路、私道、2項道路から広大地まで
   道路で大きく変わる土地の評価額への影響」

吉村 一成 氏
第1巻  評価のための道路の調査と私道の評価
第2巻  道路調査を必要とする7事例
第3巻  無道路地と路線価が付されていない宅地5事例
◆プロフィール◆
昭和60年大阪国税局採用後、評価公売専門官、資産税を担当する統括国税調査官等を歴任。平成24 年に退職し、吉村鑑定税理士事務所を開設。セミナー講師も多数務める