吉村鑑定税理士事務所
税理士・不動産鑑定士 吉村 一成 氏 土地の価値は道路で決まると言っても過言ではありません。 対象となる土地がどのような種類の道路に接しているかによって、その土地の利用に大きく影響してきます。このことは、そのまま対象地の評価を行う際にも同様となります。 では道路とは何か? 通常認識している道路と、法令による道路とは異なります。 日常的に指す道路とは別に、「道路法」「都市計画法」「建築基準法」「私道」など、それぞれで道路の定義が異なり、無道路、私道、2項道路や赤道、青道などの道路の種類から、形状、幅員、さらには接道の状況など、道路と言っても多種多様であり、土地評価に様々な大きな影響を与えます。 特に、相続における土地の評価では、まずはこれらの違いをよく理解しておかなければ、正しい土地を行うことはできません。しかし、税理士は試験勉強から実務まで、これら道路のことをしっかりと学ぶ機会はほとんどありません。 このような理解不足のもとで、土地の評価にあたることは危険極まりないことです。 そこで、土地の評価において基本でありかつ重要な、道路と土地の関係について、基本から具体的な評価方法まで、様々な事例も確認しながら解説していきます。評価における道路の定義と具体的な実務対応の重要なポイントだけを簡単に理解することができます。
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