古田土式新規開拓講座
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第66回 リースが良いの? 買った方が良いの?

 中小企業経営者からよく言われる質問に「リースが良いの? 買った方が良いの?」があります。みなさんは、なんて回答されますか?

 ちなみに、古田土会計の経営計画書にはこのように記載があります。

固定資産購入の借り入れは行わない。
100万円未満は現金で購入。
100万円以上のものはリースとする。

 これを真に受けて、全ての中小企業にこのように始動される会計事務所の先生がいらっしゃいますが、誤解されています。

 これは、自己資本比率90%で、かつ年商並の預金残高をもち、売上高経常利益率20%を超える古田土会計だからこそ言えるセリフなのです。

 つまり、すべての会社に当てはまるわけではありません。

 例えば、お金はあるけど、損益トントンくらいの会社が車両を購入するのならばリースの方が良いです。

 また、お金がない運送会社がトラックを手に入れたいのなら、基本的には銀行から借り入れをして購入をすべきなのです。

 あくまで会社の状況によって、リースにすべきか、購入にすべきかを【損益】と【資金繰り】と【リスク】を考えながら判断していかなくてはいけないのです。