忘れもしません。私が最初に古田土会計に出会ったのは、古田土が講師の「資金別B/S」のセミナーでした。実は、当時の私は、まったくその意味が分かりませんでした…。 今でこそものすごい帳票だということは分かりますが、あまりにも別次元だったので、焦りさえしませんでした。 というように、一般的な会計人にとってはB/Sを分析し、経営者はどうすれば良いのか説明するのは難しいですよね。 私が主宰している養成塾生からも説明のポイントを求められる時があります。そんな時は、まず「総資本経常利益率(ROA)」を説明できるよう勧めています。総資本経常利益率(ROA)は、B/Sを改善するための最高の算式です。
そして、この総資本経常利益率の理想は10%です。実際にみなさんのお客様の数字を当てはめてみてください。ほとんど10%以下になるはずです。 では、どうやったら10%を目指せるのか? その実現のさせ方は2通りです。 1.利益を稼ぐ 2.総資産を圧縮する で、どちらの方が即効性があって、効果的かと言えば、2.なのです。なぜなら、利益を稼ぐといっても一時ですし、時間がかかります。しかし、総資産を圧縮するのは意外と簡単なものです(会社によりますが…)。 要は、「持たざる経営」を目指すということです。 例えば、 ・有価証券 ・遊休資産(本社物件含む) ・不良債権 ・不良在庫 さらには、訳の分からない壺・絵画とか…・ ちなみに古田土会計は、自社物件はもちろん持っていませんし、保証金の時価相場5,000万円のところ、わずか200万円しか入れていないのです。ただお金を寝かせるのはもったいないですから。 ですから、古田土会計の総資本経常利益率は20%を超えています! 持たざる経営をすることで、借入金を圧縮でき、必要利益も減らせます。つまり、財務体質がドンドン良くなるようになります。 結果として、つぶれない会社になるという訳です。 |