まずは、古田土会計の経営計画書の一説をご紹介します。 「能率主義に会社を発展させる力はない。会社を発展させるのは収益性のよい製品を売るという効率主義。収益性のよい製品は決して能率的には生産されていない。作業能率が上がれば利益が増大するというのは、それ以外の条件が変わらない場合。能率以外の条件が変われば利益は減少する。 1)社長は能率は部下に任せ、効率に専念しなければ、会社は存続できない。 2)効率主義に必要なものは営業活動である。高収益経営の実現、社長がやる。
これは、社長専門カリスマコンサルタントだった故 一倉定先生のお言葉です。ちょっと難しい解説になるかもしれませんが、ご容赦ください。 能率は戦術であり、全社員が取り組むことである一方、効率は戦略であり、トップである社長が決めるのです。 「この○○のツール(またはソフト)を使うと仕事の効率化になるよ!」なんて会話を聞きますが、この場合で言うと【効率】ではなく【能率】なんです。 別のケースでお伝えします。 古田土会計は、現在時短に取り組んでいて、2年間で実に2時間も帰る時間が早くなりました。これは、【能率】です。 どうすれば、仕事が早くなるのかは社員レベルで考え、実践したからです。でも、その結果として、売上・利益に直接的には貢献できません。 要は、社長の仕事は、いかに儲けるのかということを考えることこそが最大の仕事なのです。 |