古田土式新規開拓講座
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第57回 いつまでに試算表仕上げれば良いの?

 古田土会計にいらっしゃる新規見込みの会社の不満のひとつは、試算表があがってくるのが遅いという意見があります。「早く知りたいのに、今の先生は2ヶ月かかるんです。」なんてよく聞く不満です。

 経営者は、早く結果を知りたいのです。

 「先月が赤字だったのか? 黒字だったのか?」。そして、それに会計事務所も答えなきゃいけないのです。いち早く・・・。

 でも、会計人って完璧主義の人が多いですから100%あっているものでなきゃ出したくないんです。

 古田土会計では、社員に【概算】で良いから、早く仕上げて、社長に報告するように指導しています。

 例えば、仕入れの請求書が来てないなら、

・業者さんに早く請求書送るように催促する。
・業者さんに電話で問い合わせる。
・納品書で算出する。
・推定粗利益率を使っとく。

などなど。

 やり方はいくらでも出てきます。

 【概算】で数字を入力したばっかりに、もし後日来る請求書と数字が違っていたら、後日直せばいいじゃないですか。

 たったそれだけのことで、解約を防げるし、早く試算表を提供できるという事務所のウリもできちゃうわけです。

 決算と月次決算は目的が違うのです。