古田土会計で使っている未来会計図表では、費用を変動費と固定費にしています。 では、みなさんに質問です。人件費は、変動費? 固定費? 売上増えても基本給は変わりませんよね。そう考えると固定費。 でも、売上が上がって残業が増えると考えれば変動費。 果たしてどちらでしょう…? 古田土会計では、人件費は固定費に計上しています。 変動費に計上するのは、原則3つです。 それは、 1)仕入高 2)材料費 3)外注費 これだけです。(業種によっては、他にもあります。) 固定費は、固定にしなくてはいけないということではなく、あくまで結果として固定的だというだけです。そうでなければ、利益計画が立てづらくなってしまいます。 だって、売上2倍になったら、仕入れは2倍にはなりますが、人件費は2倍にはなりませんよね。 あくまで正比例的のものだけを変動費、多少増減するくらいの費用は、準固定費つまり固定費扱いにします。 そうすれば、売上の増減にかかわらず、粗利益率が一定化し、固定費もほぼならされるのです。 だからこそ、未来を語れるようになるんです。 「今月の売上予測が、○○万円だから、利益は○○万円くらいです。」という具合で、予測(シミュレーション)できるのです。 ちなみに、賞与も固定費扱いにします。 中小企業のほとんどは、ある程度枠が決まっていますから、前年度(または利益計画)をベースに半年(上期と下期)で除すことで、固定化できます。 それもこれも利益計画を作って未来を語るためです。 |