「うちの会社には優秀な人なんて誰もいないんだよ〜」、「古田土会計は優秀な人ばっかりだから羨ましいよ〜」とお客様から言われることがあります。 そのことに対して私はこうお答えしています。 「社長、中小企業に優秀な人は来ませんよ。」「古田土会計にだって優秀な人間はいませんよ。」と。 私自身、大学卒業して上場会社に入社しました。その後、縁あって古田土会計に入社できたわけですが、周りの友人のほとんども上場会社に就職していきました。 基本的には最初から中小企業という選択肢はないのです。 厳しい大手企業の採用面接を潜り抜けることができる人は、わざわざ中小企業への就職にチャレンジしません。 つまり、中小企業で働く人は、私のように大手企業で働くことに違和感を覚えた人か、大手企業の採用を通過できない人でしょう。 だからこそ、中小企業経営者に言いたいのです。 「優秀な人を採用するのではなく、優秀な人に育てるという方針にしましょう。」と。 大企業には優秀な人がいますから、自分で考えて行動できるかもしれませんが、われわれ中小企業はそういう訳にはいきません。 だからこそ、社員教育・訓練が非常に大事になってきます。 古田土会計では、訓練として、 1)掃除 2)あいさつ 3)朝礼 4)親孝行 等々 をはじめとして、いろんな取り組みをしています。 優秀な担当者とは、素晴らしい提案をする担当者ではなく、まず会社の方針に従い、お客様のために少しでも尽くそうとする社員です。 つまり、うちの社員は優秀な人がいないと嘆くのではなく、社長が率先して教育する体制を整える必要があると思います。 決してあきらめることなく、繰り返し繰り返し、何度も何度も言い聞かせてあげてください。 恐ろしく長い時間がかかりますが、いつかは取り組まなくては一向に会社は良くなりません。 みなさんもあきらめずに繰り返し繰り返し、社員教育をし続けてください。 それが、社員さん、お客様のためでもありますから。 |