古田土会計では、2ヶ月に1回「会計担当者オーディション」なるものをやっています。 これは、まだ担当を持っていない新卒・入社したばかりの中途入社の社員を対象に幹部がお客様役となって30分の月次決算ロールプレイングをします。 判定の結果、合格となれば担当者になれ、不合格だと何回でもやらせています。 で先週、私が久しぶりにお客様役をやったのですが、相変わらず「甘いな〜」と思いました。 もちろん経験がないので仕方ないと言えばそれまでですが、ただただ月次決算書を説明するだけでなんにも面白くないのです。 この時点で、普通の会計事務所よりはレベル高いですが… あくまで古田土会計が実践している月次決算の活用法は、未来志向です。 過去の分析ではなく、未来のP/LとB/Sをお客様と一緒に作ることこそが古田土式月次決算書の真骨頂なのです。 ほとんどの会計事務所は、過去分析しかしません。 私から言わせていただけば、だからつまらないのです。 事実、古田土会計の門を叩く中小企業経営者は、「前の会計事務所は何の提案もしてくれなかった!」と怒ってやってきます。 P/Lなら誰でも読めるようになりますから。 あくまで、古田土会計のスタンスは未来のP/LとB/Sを作る。 つまり、シミュレーションです。 何度も何度もシミュレーションを繰り返し、お客様のために目標と現実のギャップを埋める作業を遂行していくことが必要なのです。 そして、原理原則にのっとった正しい経営をするように導くことこそが、会計人たるわれわれの使命なのです。 この辺が理解できないまま、月次決算会議に臨んでもなんら変わらないまま月日が経ってしまうものです。 しっかり、シミュレーションをやる意思をもって月次決算会議に臨まなきゃダメですね。 |