第　５回　計画はざっくり作れ！ 　利益計画をお客様と一緒に作るときに、几帳面な性格の社長は千円単位、もっとすごい場合は円単位まで作られます。 　このことについて皆さんはどう思います？ 　利益計画を作ったら、毎月チェックしなくてはいけないですが、そもそも覚えていなくてはいけないですよね。 　たとえば、「今月の売り上げ目標は８，３３３千円に対して、８，００３千円でした。」では、チェックはできても目標予算としては覚えてられませんよね。 　作ることも大事ですが、覚えられる数字にしておくのも大事ということです。 　販売計画まで作るうえでは、細かくなるのは致し方ないとしても、会社全体の売上目標と利益目標が細かすぎると覚えていられません。 　ですから、社長はもちろん社員さんも覚えられるように数字はある程度丸まった数字にすることは大事になってきます。 　具体的には、古田土会計の今期の売上目標は１２億８千万円、利益目標は３億円です。 　これくらいざっくりなら覚えられますよね。 　これが１２億８，３３３万円では、社員は覚えていられません。 　計画は達成させるために作るものです。 　しかし、現場で、「え〜〜っと、いくらでしたっけ〜」では計画を作る意味がありませんからね。 　計画の数字はできるだけ丸めてつくるのがコツというお話でした。