今回は、お客様からいただいたご質問にお答えします。 未来会計図表で説明するときに、アルバイト代(雑給)は、固定費ですか? それとも変動費ですか? 売上の状況次第では、削減することもできるとは思うので、変動費だとも思うのですがその辺いかがでしょうか? 繁忙期のときと閑散期とではバイトがシフトに入る回数・時間が変わると思うのですが。 いい質問ですね。 古田土会計では、アルバイト代は固定費に計上しています。 変動費に計上するのは、原則3つです。 それは、 (1)仕入高 (2)材料費 (3)外注費 これだけです。(業種によっては、他にもあります。) ご質問・ご指摘いただいたように売上の変動によって、雑給は変わります。 固定費は、固定にしなくてはいけないということではなく、あくまで結果として固定的だというだけです。 そうでなければ、利益計画が組みにくくなってしまいます。 そもそも変動費と固定費に分けるのはこの理由を解決するためです。 その結果、利益計画を組んで、実績と目標との差を確認しつつ、どこに手を打てば利益がでるのかを理解できるようになるのです。 ですから、固定費だからといってもそれを削減してはいけないということではありません。 一部会計事務所の方々は、固定費は聖域のようにおっしゃいますが、そうではありません。 「固定費は、固定的なもの」とは言っても利益を出すためには見直す対象です。 中小企業の固定費のうち人件費の占める割合は実に大きいです。(40〜70%) 社員さんに費やす人件費には手をつけづらいですが、アルバイトさんであれば調整しやすいですよね。 経験則で言わせてもらいますと、意外とおざなりにシフトを組んでいるものです。 要チェックですよ! |