古田土式新規開拓講座
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第 1回 会計事務所が指導できる業務効率化

 業績が厳しくなっている会社は世の中たくさんあるものです。

 年計グラフを見ていて年々売上・粗利益額が減少していると、それにあわせて社員数を調整しようとされています。

 しかし、中には優先順位が間違っている部門があるのです。

 それは、間接部門です。

 要は、経理・総務等の直接的に売上に貢献しない部門のことです。

 社長からしたら経験していない領域なので、聖域と化しているケースが結構あります。

 ですから、新規開拓する都度社長にお伝えします。

 経理・総務はもっとスピード早く仕事できますよ、と。

 一般的には中小企業の経理は、昔のまま非効率なやり方をやっています。

 会計ソフトにドンドン直接入力していただきますし、必要のない管理資料は作らせないで、会計ソフトからのデータを加工したもので良しとしていただいたりしたりと…

 いくらでも業務効率を改善することはできます。

 そうすれば、3人いるのであれば2人、2人であれば1.5人、たとえ1人であったとしても、空く時間で他の仕事をしてもらえば良いわけです。

 でもここで注意しなくてはいけないのは、その方は仕事をとられると思って猛烈に抵抗してきます。

 ですから、仕事は山ほどあるということをちゃんと伝えてあげることです。

 例えば、工場のラインに入ったり、営業の方のサポートだったりと。

 会社にとって大事なことは、限られたマンパワーでいかに粗利を極大化することですからね。