古田土式月次決算活用講座
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第45回 古田土式月次決算書
「固定資産を購入した時の落とし穴」

    

 固定資産を購入する際、実際に支払うのと、物が届くのとには時間差があると思います。

 その際、会計上は、固定資産/未払金で仕訳していることが多いのではないでしょうか。

 しかし、これでは正しいキャッシュフローを反映することができません。

 お分かりかと思いますが、営業キャッシュフローに含まれてしまうからです。

 そうすると、営業キャッシュフローが大きくマイナスとなり、投資活動によるキャッシュフローでは特に変動がないという実態とは違ったお金の流れになってしまいます。

 そうならないようにするため、固定資産/設備未払金と科目を変えて仕訳することです。

 これで、通常の未払金と分けることができ、実態を表すことができます。

 経営の役に立つ数字を提供するためにも仕訳一本がとても大事になることがよくわかります。