古田土式月次決算活用講座
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第42回 古田土式月次決算書
「過去分析に意味なし」

 「社長先月の売上は〇〇でしたね。 累計で〇〇円の利益が出ています。 現在の損益分岐点は〇%です。」

 この情報を聞いて、社長は「で、結局どうしたら良いの?」と、心の中で思っていることでしょう。

 つまり、過去の分析をしたって会社は良くならないということです。

 大事なのは「何をどのようにしたら、業績が良くなるのか。」

 つまりは未来の話をすることです。

 例えば、「粗利益率が1%上がるだけで、経常利益が〇〇円も増えます!」や「固定費をあと3%削減するだけで経常利益は黒字になります。」など・・・

 条件を変更しシュミレーションをし、実現可能な数字を模索するのです。

 答えが出たとき、社長は、「よし!では、今日から〇〇を対策しよう!」と未来に対して動き出すことができます。

 過去の分析に意味なし!

 大事なことは、未来に向けて一歩を踏み出す。その一歩を数字を通して伝えることです。