第97回 10段階タイプ

 企業格付けができたら、何がわかるのでしょうか?

 一言で言いますと、「会社の特徴がわかる」という事です。

 「特徴」には、良い面と悪い面があります。良い面は伸ばしていけば良いし、悪い面は改善すれば良いということです。例えば、この格付けを10段階にしますが、更に、この格付けは、それを見る人や、その人の立場で変わってくるので面白いのです。


こんな格付けが面白い

(1)社長に「元気を出す」メッセージ。

 経営体力のタイプで見ます。

 診断するなら、どんな診断が出るとしても勇気づけられる診断が良いでしょう。例え、総合診断が20点だったとしても、「がんばればなんとかなる」と勇気づけられたほうが良いのです。(実はがんばっただけじゃダメですが・・・)何をがんばれば良いかをきちんと把握したら良いのです。

(2)社長御自身の自己診断・自己格付のために。

 現状の会社が社長に何を物語るかで見ます。社長自身が何をするかの心構えがわかるのです。

(3)金融機関による企業評価的視点では。

 会社にとって資金は大切。この資金調達で欠かせないもの、それは銀行です。この銀行から見た格付けも気になる格付けです。

 例えば経営体力タイプが、「体力維持型A」の場合。

 「体力維持型A」タイプの経営志向は、

<プラス発想型>
(1)実現できることを信じる
(2)絶えず目標をもつ

 これが社長に「元気を出す」メッセージです。

 さらに社長御自身の自己診断・自己格付としては、(1)企業活動である攻めと守りに若干のアンバランスが生じている。販売力・商品力を直視することという診断になります。

10段階による格付





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