企業格付けができたら、何がわかるのでしょうか? 一言で言いますと、「会社の特徴がわかる」という事です。 「特徴」には、良い面と悪い面があります。良い面は伸ばしていけば良いし、悪い面は改善すれば良いということです。例えば、この格付けを10段階にしますが、更に、この格付けは、それを見る人や、その人の立場で変わってくるので面白いのです。 こんな格付けが面白い (1)社長に「元気を出す」メッセージ。 経営体力のタイプで見ます。 診断するなら、どんな診断が出るとしても勇気づけられる診断が良いでしょう。例え、総合診断が20点だったとしても、「がんばればなんとかなる」と勇気づけられたほうが良いのです。(実はがんばっただけじゃダメですが・・・)何をがんばれば良いかをきちんと把握したら良いのです。 (2)社長御自身の自己診断・自己格付のために。 現状の会社が社長に何を物語るかで見ます。社長自身が何をするかの心構えがわかるのです。 (3)金融機関による企業評価的視点では。 会社にとって資金は大切。この資金調達で欠かせないもの、それは銀行です。この銀行から見た格付けも気になる格付けです。 例えば経営体力タイプが、「体力維持型A」の場合。 「体力維持型A」タイプの経営志向は、 <プラス発想型> (1)実現できることを信じる (2)絶えず目標をもつ これが社長に「元気を出す」メッセージです。 さらに社長御自身の自己診断・自己格付としては、(1)企業活動である攻めと守りに若干のアンバランスが生じている。販売力・商品力を直視することという診断になります。
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