■収 益 性
(5)売上高支払利息率 企業経営にとっての最大の足かせとなるものが債務であり、とりわけ銀行からの借入れです。「信用は支払から」といわれるように支払は、待ったなしで訪れるし、この支払をきっちりしていくことは企業の信用獲得にとって不可欠といえます。せっかく、営業活動で稼いだ利益も、金利でパーとなっては、意味がありません。借入金の返済は、まず利息の支払い、次に元本の返済という順序になりますが、ここでは、借入金の返済能力ではなく、借入金を維持していく能力として、利息支払能力がどれくらいあるかという点が重要です。その際、定期預金と借入金が見合いとなっているケースもありますので、支払利息マイナス受取利息として、純支払利息という考えをとります。この支払利息を支払える能力がどれ位あるか、その能力を売上高との関係でみたものが売上高支払利息率です。売上高支払利息率は、販売活動によって金利負担割合が、どの程度になるかを明らかにするものです。 是非、この機会に決算診断をしてみては、いかがでしょうか。 |
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