■健 全 性
(4)流動比率 流動負債は1年以内に弁済が必要であるものから構成されています。流動資産の弁済に充当されるのは、手持ちの現金預金、または1年以内に現金化される流動資産から行うのが望ましいとされています。 流動負債の金額はほとんど確定したものであるものに対して、流動資産については売掛債権の貸倒れが発生したり、棚卸資産が売れ残ったりして、流動資産のすべてが1年以内に現金化するとは限りませんので、本来であれば150%以上というのが理想です。 流動比率は業種・業態によってその値も大きく異なりますので、同業他社との比較において、見ていくことが大切です。また、流動資産の質(不良債権はないか、デッドストックはないか)に注意しましょう。 是非、この機会に決算診断をしてみては、いかがでしょうか。
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