■成 長 性
(3)営業利益増加率 一人当たり営業利益増加率は、「企業の本業による成果」の成長度合いを示しています。経常利益にかかる営業外損益(金融費用など)と異なることは、あくまでも「本業の営業活動」を示すわけですので、従業員の一年の頑張りに直接関係するということです。 この営業利益増加率が伸びているということは、「売上を伸ばし、変動比率を下げ、固定費削減した」というように、従業員がバランスよく総合的に成長した、ということを示しています。 逆に低下している場合は「本業のどこかに、問題がある、無理がかかっている」という状態です。このようなときには、「どこに問題があるのか」の原因を特定して、今期からその改善に取組まなければなりません。売上高が伸びていないのか、付加価値が伸びていないのか、(変動比率が上がっているのか)、固定費が増えているのか、といった部分の検討を行なうことが必要です。売上高増加率、付加価値増加率と合わせて見ていく事が大切です。 是非、この機会に決算診断をしてみては、いかがでしょうか。
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