■収 益 性
(3)売上高営業利益率 売上高に対し本業での儲け(営業利益)がどのくらいでたかを見る指標です。企業は製品を作ったり、商品を仕入れたりしただけで利益を生み出すのではありません。製造部門、営業部門、間接部門(総務・経理など)の協力を加味したものが、営業利益であり、本業の儲けになります。 売上高営業利益率の改善には、以下のポイントがあります。 (1)売上高をアップする (2)原価率を下げる (3)販売費・一般管理費を下げる 人件費以外については、「無駄をなくす」という観点で細部のチェックを行なうことが重要です。「ローコストオペレーション」は企業存続のために非常に重要な要素です。「トイレの電気をこまめに消す」といった、現実的には数値に大きく影響しないことであっても、1円、1分、1秒を無駄にしないという「使わない原価意識」が根付いている企業は、景気の良し悪しに影響されない企業体質を有しています。「ローコスト」を根付かせる方法として、一定の経費項目について削減目標を設定し、その目標を達成した場合にはインセンティブを与えるなどの方策を行なっている企業も見受けられます。 是非、この機会に決算診断をしてみては、いかがでしょうか。
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