■生 産 性
(1)一人当りの付加価値 付加価値は、企業が外部から購入したものに対して新たに生み出した企業成果ですので、その重要性は、いうまでもありません。しかし、付加価値を絶対額でみるだけでは、必ずしも企業の良し悪しを判定できません。 同じ付加価値を生み出した場合でも沢山の人数で、それを成し遂げたのか。少人数で成し遂げたのかで、経営効率は違ってきます。特に、日本経済がこれから少子高齢化していくと、絶対的な規模を追及するだけでなく、一人当りの効率を目指す必要があるのと同じく、企業経営でもこの一人当りの効率化が重要です。 この数字によって、社員一人一人が、稼ぎ出す力が明らかになります。 物品販売業の場合、一人当りの付加価値は、一人当りの売上総利益(粗利益)に相当することになります。一人当りの付加価値が判明すると、その付加価値に対して、どれだけの報酬(給与)で、その人間に報いるかという労働分配率の問題が登場してきます。 是非、この機会に決算診断をしてみては、いかがでしょうか。
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