経営者にとって「決算書」の見方のポイントを更に分り易く、解説していきます。是非、この機会に「決算書」が経営者にとって身近なものにしていただきたいと思います。 人事考課には、業績考課と情意考課というものがあります。 業績考課は、売上高や新規顧客の獲得件数など、数字にあらわれた社員の活動成果を評価するものです。情意考課は、勤務態度やリーダーシップなど、数字にあらわれにくい行動成果を評価するものです。 会社の経営にも、業績考課的な評価と情意考課的な評価があります。 今まで、決算書という具体的なデータを分析し、いろいろな角度から会社の状況をつかんできました。決算書の数字を加工し、総合的に自己評価し、自己格付けを行ってきました。これらは、業績考課といえるものでした。 これとは別に、数字になりづらい面も調べて、会社の経営力(マネージメント・パワー)を格付けします。つまり経営者の意欲や商品・サービス力、従業員の人材力などのレベルを、数値化してみるのです。 数値化は、「社長自身」「顧客(マーケティング)」「商品」「サービス」「人材」「成長性」「財務」「経営管理」「危機管理」の8要素のアンケ ートで行います。
各要素には、6つの項目がありますので、各項目に1〜5までの点数をつけていきます。
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