第22回 各ポイントの得点をランキングし、
6つの要素ごとに各ポイントの平均点を出す

 経営者にとって「決算書」の見方のポイントを更に分り易く、解説していきます。
 是非、この機会に「決算書」が経営者にとって身近なものにしていただきたいと思います。


 前回、“6要素を判断する経営指標を算出し採点する”ということで、説明しました。
 「経営分析マスター」で自社の各ポイントの得点を出したら、各ポイントの優劣を判定します。
 「得点ランクマスター」をみれば点数に応じた得点がわかります。

 例えば、
 【収益性】の「投下資本の利益貢献度」が30点だとすると「レベル3」という具合です。
 6要素の中に5つの項目があり、それぞれのランクを出しておきます。

 各ポイントについてランキングしたら、今度は、各ポイントの平均点を算出します。
 例えば、【収益性】で、

1)投下資本の利益貢献度が70点
2)顧客満足度の価値が50点
3)本業の営業活動の利益率は60点
4)経営活動の利益率が70点
5)金利負担の効率性が40点

 だとすれば、平均点は58点になります。

 今度はその58点という数字を「得点ランクマスター」の一番下の「平均点」の列と引き比べてみます。

 収益性については、58点はランクは「6」です。
 つまりわが社の【収益性】は、ランクが「6」ということになるわけです。


 「決算診断」をすると、自社の30の経営指標が何点かがすぐにわかります。





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