今回から、経営者にとって「決算書」の見方のポイントを更に分り易く、解説していきます。 是非、この機会に「決算書」が経営者にとって身近なものにしていただきたいと思います。 ●損益計算書の5つの利益 損益計算書のカンタンな見方を説明していきます。 その結果残った利益が「当期利益」で、これに前期繰越利益を加えたものが「当期未処分利益」ということになります。 当期利益+前期繰越利益=当期未処分利益 要するに、売上高から費用を順番に差し引いていって、売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期利益、当期未処分利益などの利益を順に出していくのが損益計算書です。 このように損益計算書は、会社が何に、どれくらいの費用を使って、どれくらいの利益を生み出したか、あるいは損をしたかをあらわす、成績表のようなものです。 逆にいえば、会社はその年度でどれくらいの「収益(売上)」をあげることができたか、その売上をあげるのにどれだけの「費用」がかかったか、その結果「利益(儲け)」はどうだったかを一覧できるのが損益計算書なのです。
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