期中決算において、前年対比、目標対比それぞれの意味合いをしっかりと理解し、後半の経営に活かすための重要な指標として期末に向けた精度の高い予測と実施スケジュールを組む良い機会となります。 例えば (1)普段やらない在庫の入れ替え (2)いつもは減価償却引当金を計上しているが、実際の償却費に入れ替える (3)普段やらない未収入金や未払金をきちんと計上する (4)期中時点での賞与引当金を見積り、計上する (5)仕掛り工事などを工事進行基準で売上に見立ててみる など、普段より“手と心”をかけた期中実績(期中決算)で目標と比較すると、月次の報告とは一味違うものになるでしょう。これは、前年対比での比較でも同じことが言えます。“手と心”は本当に大切です。 もしも、毎月の月次が不充分なデータであれば、期中決算で十分に現状を把握することがより大切になることは言うまでもないでしょう。
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