第102回 6要素のポイント〜資金性〜

「資金性」について

資金性とは?


総資本回転日数 を短くしよう

 総資本回転日数=365日÷(売上高/総資本) の公式を頭に入れましょう。

 この経営分析公式は、資金性をみる重要分析値です。この意味を簡単に説明しますと、つぎの通りです。

 「会社に投下した資本の金額を、何日間で売上高として回収できるか。」という意味があります。

 「資金」が足りていれば、例え経営が赤字でも倒産しないのです。つまり「資金」が経営の中で一番大切と考えても良いでしょう。

 その「資金」の分析値の中で、最重要な分析値が、「総資本回転日数」です。この指標がなぜ大切かと言いますと、投下された資金は資本である「自己資本」か、負債である「他人資本」のいずれかです。これらの資金は、とにかく汗水ながして一生懸命集めた資金なのです。

 この投下された資金は何で回収されるでしょうか?そう、答えは、「売上高」です。この売上高は、「お客様」が自社の商品・サービスに満足されて、その対価としてお金を払って頂いた金額です。この金額が、投下した金額と同額になる日数は短ければ短いほど、資金が早く回収されたことになり、その日数が短いほど、資金繰りは「楽」になると言うことなのです。





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