収益性のポイントの1つ目は「付加価値率」です “付加価値=限界利益=売上高−(仕入+外注費)”の公式を頭に入れましょう。 この経営分析公式は、収益性をみる重要分析値です。この意味を簡単に説明しますと、つぎの通りです。 「売上を上げて、直接どれくらい儲かるか、商品力の強さを示します」と言う事です。 会社の経営を行う上で、「何を取り扱っている会社」かというのは大切な要素です。つまり、どのような「商品・サービス」を取り扱うかで、会社の性質も理念も変わってくるのです。経営には、いくつかの「利益」があります。この中で、最大の利益の額は、付加価値の額です。例外的に多額の保険金が会社に舞い込めば、税引き前利益が損益計算書の中で、最大の金額になる可能性はあります。しかし、そんなイレギュラーな話ではないのです。ですから、会社の「収益力」つまり「儲ける力」は、付加価値でみると良くわかるのです。 付加価値率改善のヒント
このような分析と改善手法が検討されて、具体的な改善策が、将来大切な道筋になっていきます。 では、収益性の分析には、「付加価値率」以外にはどんな指標があるのでしょうか? その2:総資本経常利益率
その3:売上高営業利益率
その4:売上高経常利益率
その5:売上高支払利息率
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