前回で [生産性] を解説しました。 今回は [資金性] の中味・内容について解説をしていきます。 資金性とは
資金性は決算書の 「損益計算書」と「貸借対照表」から見ています。 その関係は下図に示す通りです。 まず(1)の 総資本回転日数 です。 投下した資金の活用状況を表し、販売活動の活発さを示します。 算式は
次に(2)の 受取勘定回転日数 です。 代金回収の早さを示します。 販売しても現金化できませんと経営を圧迫します。 つまり利益を生み出したかを見ます。 いかに早めていくかが大切です。 算式は
次に(3)の 棚卸資産回転日数 です。 棚卸資産の足の早さを示します。 在庫はお金です。 在庫をいかにスピーディに現金化していくかが重要です。 算式は
次に(4)の 固定資産回転日数 です。 設備の売上への貢献度を示します。 算式は
最後に(5)の 支払対受取勘定日数比 です。 回収と支払のバランスを示します。 このバランスが崩れると資金ショートをきたしてしまいます。 算式は
以上の算式に則って、自分の会社の [資金性] 状態を把握してみたらどうでしょうか。 次回は [安定性] について、解説をします。
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