第92回 中小企業経営者は地道な経営を目指す!!

 野田「ドジョウ内閣」が成立しました。60%という高い支持率の中での船出となりました。民主党代表選挙での野田氏の演説の中で語った「どじょうが金魚のまねをしてもしようがねえ!!」との自分を飾らない、泥臭く頑張っていくという思いが、民主党議員や国民の心に響いた結果ではないでしょうか。 総理大臣として日本の未来をつくるために、「パフォーマンスではなく地道な政治を目指す」ということが伝わったのでしょう。

 栃木県足利市出身の書家で詩人の相田みつを氏の残された言葉が野田首相によって、また世の中から脚光を浴びています。相田みつを氏は「金魚は金魚としてほんもの。どじょうが金魚のまねをした時、にせものになるんです。あなたがあなたであるかぎりほんもの。あたしがあたしであるかぎりほんもの。」と教えてくれています。現代の社会は、ほんものよりもにせもののほうがカッコいいと錯覚して一生を棒に振る人が多いような気がします。


 世に多くの経営者がいますが、全ての人が松下幸之助をまねしても松下幸之助にはなれないのです。自分の身の丈にあった地道な経営を目指していくことが、この困難な時代を生き抜いていく上で大切なことです。

 中小企業経営者は、自分の会社の実態をしっかり掴み、そしてその舵取りをしていく自分自身の経営力の特長は何かを分かることが何より大切なことだと思います。自分の力以上に格好よく見せたいと思うことは誰しもあるでしょう。 本音と建前の使い分けをすることもあるでしょう。

 でも、中小企業経営者として、自分の会社を守るために、泥臭く地道に自分のキャラクターに合った経営を目指してほしいと思います。

 そのために、自分自身の経営力の特長をしっかり見つめ直してみてはいかがでしょうか。

 経営力と一口にいっても、なかなか捉えにくいこともあるかと思います。そのようなときには、ご自身の経営力を診断してもらい自らを客観的に捉えてみることが必要です。会計事務所がサポートする「マネージメント・パワー」診断を受け、経営に対する意識や考えをアンケート形式で答えていくだけで、経営に必要な力が何なのかご自身の「強みと弱み」を知ることができるのです。

 経営力のどこを伸ばし、どこを補うかがはっきりすれば経営の方針も明確になってきます。そこに決算の分析を加えれば、自社の将来展望も自ずと分かってくるようになるのです。



 決算診断の詳細についてはこちらをご覧ください
  → 経営に必要な様々な情報・サービスを提供「決算診断実践会」



Produced By
「決算診断」プロス
株式会社プロス