第57回 虫に学ぶ経営!!

 昆虫は、明るいところに集まる習性があるそうです。夜、街灯のまわりには昆虫がいっぱい集まり、中には凄いカブト虫も入っている。昆虫は、何だかんだといっても明るい場所が好きなようです。人間集団はと見てみると、同じようなことがいえるみたいです。何故か、明るい人の周りに人が自然と集まってくるようになるのです。これは昆虫と同じで、人間が持っている習性ではないでしょうか。人間には見えない光を感知する能力が備わっていて、無意識に光を放つ人に近づいていくと考えられないでしょうか?

 反対に暗いところが好きな虫もいます。それはゴキブリです。じめじめした暗い所によくいます。一般的に、人は誰しも暗い人よりも、明るい人のほうが好きです。人は誰でも、自分自身が光を放つ人になりたいと思っているのが多いと思います。目標を持ち、常に挑戦している人は輝いていて、その光に導かれて人が集まってくる傾向が強いと思います。しかし、反対に光が嫌いな人は、自ら遠のいていく、離れていってしまいます。

 たとえ、まだ何も達成できていなくても、高い使命感と目標を持ち、その人の価値観や行動にブレがない人が輝いていると思います。目標を達成した人よりも、そのプロセスが一番光が強いのではないかと思うのです。虫が光に導かれるように、光り輝く自分をつくることは、成功への絶対条件で、目標へと向かうプロセスが最も輝くのではないでしょうか。

 「カマキリはチャンスをひたすら待つ」といわれます。カマキリは獲物が近づくまで、草や木になりきって待ち続けます。広い視野でチャンスを待ち、ひとたびチャンスがきたら一気に飛びかかって捕まえます。チャンスを、待っているのではなく、自らチャンスをつかむために行動することが大事だと一般的にいわれています。

 しかし、明確な目標を持たず闇雲の中を行動しても、かえって遠回りになることもあります。ときには立ち止まってチャンスを待つことも必要でしょう。もちろん何もしなくてよいわけではありません。カマキリのごとく環境をよくみながら広い視野を持ち、チャンスを待ち続けることも必要です。これが“積極的待機”であります。最大のチャンスは待つことで訪れる。このことも経営活動をする上での考えのひとつです。

 「決算診断」により、自分の会社の強み・弱みを十分に把握した上で、会社が光り輝くためにどのような経営課題を克服していったらよいか?さらに、会社が輝く存在になるためには、経営者自身が光を発して社員がいきいきとはたらける環境をつくり出すことが大切です。

 「マネージメント・パワー」により経営力アップを図り、経営者の魅力づくりを心がけていってください。






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