第45回 経営にとって「1」の数字の持つ意味!!

 どのような長い距離を歩くのにも、どんな高い山を登るにも、初めの第一歩からスタートします。会社経営も新しく事業を起こして、優良企業とへ成長を目指すのも、先ず「1年目」の経営を無事に終了させることから成長企業への道が始まります。「1」の数字に対するこだわりが、結果として、大きな差になって表れてきます。

 経営における「1」の数字に対する認識を経営者は持っていただきたいと思います。


1.「1」%の経営削減
 (1)原材料 (2)外注加工費 (3)製造経費 (4)販売費 (5)管理費
 (6)金利

2.「1」%の時間短縮
 (1)生産時間 (2)会議・打合せ時間 (3)事務処理時間
 (4)事前準備(段取り)時間 (5)各材料等の発注時間
 (6)社外担当との打合せ時間

3.「1」%のレベルアップ
 (1)加工技術 (2)裁断技術 (3)PC活用 (4)経理・総務 (5)営業力
 (6)品質力

4.地元「1番」
 (1)あいさつは、地元で1番
 (2)笑顔は、地元で1番
 (3)電話対応は、地元で1番
 (4)店内清潔は、地元で1番
 (5)声は明るく、元気よく、地元で1番
 (6)クレーム処理は、地元で1番
 (7)社員のマナーは、地元で1番
 (8)会社の人気・評判は、地元で1番


 「1」に対するこだわりを持った会社が、お客様を増やし、売上も増加し、商売繁盛になっていきます。

 ・ムダな、価値を生まない経費を浪費していませんか?
 ・会議に時間をかけすぎていませんか?
 ・取引先への発注に時間をかけすぎていませんか?
 ・加工技術や営業技術に改善の余地はありませんか?
 ・各部門の管理力をアップする方策を考えていますか?

 経費削減、時間短縮、業務のレベルアップ、管理力、社内活力のいずれの場合も「1」%アップすることを実行していけば、大きな成果を生み出していきます。小さな歩みでも「毎日1%」の改善を念頭に活動を続けていけば、一年後には大きな利益をもたらします。

 そのためにも、会社の現状を「決算診断」で的確に捉え、どの分野から「1」%改善をするかを決め、実行してみてください。実行するか、しないかが今後の会社の業績を大きく左右します。「決算書」の分析・評価・診断をする「決算診断」を是非、活用してください。





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