前回、「決算書」の解説である「決算診断」を何故、わかっていただきたいのかの本当の理由を述べました。 今回は「銀行」がどう企業を見ているかについて解説をしていきます。
銀行は、これら二つの情報に対する評価と分析を行うことで取引企業の信用状況を判断し、取引条件を検討して、決定していきます。 では銀行が「定性的情報」と「定量的情報」をどのような割合で評価・判断するかといいますと、基本的には「定量的情報」を基本にし、「定性的情報」は補完的に確認等を図っているのが実情かと思われます。 基本である「定量的情報」分析はどのような内容かといいますと、
の分析からしていきます。
決算の分析とは、いままで解説をしてきました「決算診断」の内容そのものなのです。 その分析・評価により銀行は取引先企業を右のように格付け分類をしています。 (※注:各金融機関によって分析・評価・分類は違います) これらの評価・分類によって、貸出金利が1%〜5%まで大きく違ってきます。 勿論、(9)・(10)の評価をされた企業には銀行は融資をしてはくれません。 そうなっては手遅れです。 常に、自分の会社の「決算書」を分析・評価・診断する「決算診断」を行って、銀行から評価される前に自分の会社の課題等を把握して改善策を顧問会計事務所と相談をしてください。
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