第125回 会社も年一回の「健康診断」を実施しよう!!

 昔から「予防に勝る治療なし」と言われます。病気になってから医者にかかるより、病気になる前に医者にかかる方が結果的に安上がりで、長く健康を維持できるという戒めです。名医を多く知っていようが、高額の医療保険をかけていようが、末期がんで病院に搬送されては手遅れです。病を治すのは医者の仕事ですが、病を防ぐのは自分の仕事・責任なのです。後始末より前始末をつけていくのが、「管理」の本来の目的・意義というものです。

 人間は「健康診断」により、正常か異常かが分かります。「異常あり」の診断結果を受けた人は、「高コレステロール」や「肥満」や「肝機能異常」といった異常の症状が分かります。その症状に応じて対処法を行って健康体への改善を行っていきます。

 これを会社に置き換えてみますと、会社も知らず知らずのうちに健康を損ねて健康だと思い込んでいたら、いつの間にかに、健康が衰え、癌に侵され、最後に倒産という死を迎えることが多いのが現状ではないでしょうか。

 そうならないためにも、今、企業経営者が行うべきことは、会社の健康診断というべき「決算診断」を最低年一回、行うことではないでしょうか。

 会社の健康診断を行っていないと、「わが社の状態は青信号か、黄信号か、赤信号か?」が分からず、会社の実態を知らないことから生まれる悲劇が多々あるのです。現在の中小企業の多くは赤字企業と言われています。赤字が長年続くと社会から「ノー」と突きつけられ、退場せざるを得ない状態に必ずなっていきます。


 赤字の原因はどこにあるのかを「決算書」を経営に活かせる「決算診断」によって究明することで早期の改善策が図れるのです。「決算診断」により、わが社の健康状態は、収益性はどうか、生産性はどうか、資金性は・・・とどこに問題があるかが分かるのです。


 そして、「決算書」の数字をつくり出した経営者である自分がどのように一年間を経営してきたかを振り返る。言ってみれば医者からの問診と同様なことを自問自答して答える「マネージメント・パワー」によって会社の行動を支配する経営者のものの見方・考え方の確認ができます。

 年一回の会社の健康診断により健康体の会社になれることを祈念申し上げます。


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