第123回 ビジネスにとって信用・信頼の大切さ!!

 松下幸之助氏の書籍「経営心得帖」の中に以下の事が書かれています。


暖簾
 昔の商人は“"暖簾”というものを非常に大切にしました。暖簾ということは、いいかえれば、そのお店に対する信用ということにもなると思います。つまり、何々屋の品物なら間違いない、安心して買えるというようなお客様の信用が、そこにあったと思うのです。ですから、どのお店でも暖簾を大切にし、暖簾を傷つけないようにしたわけです。・・・「中略」・・・けれども、今日はもう昔と違って、そういうことは許されなくなってきました。いってみれば、暖簾だけで飯が食える時代でなくなったと思うのです。実力を欠いたお店、適切な仕事を欠いたお店は、たとえ立派な暖簾があってもやっていけなくなってきています。それが今日の新しい時代の姿といえましょう。過去の信用というものはもちろん大切です。けれども、長年にわたって営々と築きあげてきた信用も、こわれるときは一朝にしてこわれてしまいます。ちょうど、建築に一年を要した建物でも、こわすのは三日でできるようなものです。・・・


 いかがでしょうか。上記の内容は松下幸之助氏の生きたビジネス社会でのことです。今でも通じる内容です。信用・信頼という企業経営にとって大切な無形財産をなくさないために、年一回の決算時に会社と経営者自身の診断をされてみたらいかがでしょうか。

 定量分析である決算診断と、定性分析であるマネージメント・パワーによって現状を捉え、どうやって企業の財産を守り、継続発展を遂げていくかを検討することができます。




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