第122回 仕事好きNO1は社長です!!

 一生懸命に働くということは、苦しいことです。その苦しいことを毎日続けていくためには、今自分がやっている仕事を好きになることが必要です。好きなことであれば、いくらでも頑張ることができます。

 会社は仕事をするために人が集まっています。その人の中で仕事を一番好きにならなければならないのは社長その人です。社長の働く姿を見て社員は「よし、社長があれほど仕事に打ち込んでいるのだから、自分も頑張ろう」という気持ちになります。ただ、今社長である人も誰しも最初から好きな仕事につけるわけではありません。たいていは生活のためにその仕事をしてきた、あるいはしている人がほとんどだと思います。そうであれば、その仕事を好きになる努力をし続けるということが必要です。

 好きになる努力をし続けて、本当に好きになったらしめたものです。誰にも負けない努力が簡単に出来るようになるはずです。「あんなに朝早くから遅くまで頑張って、身体を壊しはしないだろうか」と、周囲の人が思うようなことも、平気でやってのけることができるのです。

 そのような人が会社の社長や経営幹部になっているのだと思います。好きな仕事を一生懸命に働きながら、もっとよい方法で仕事を進めていけないものかと考えていけば、毎日が創意工夫の連続となっていきます。今日より明日、明日より明後日と、自分で工夫して仕事を進めていくようになると、さらに仕事が好きになっていくのです。そうすれば仕事の神様が、素晴らしい思いつきやヒントを与えてくれる時が必ずやってくるはずです。

 真摯に、まじめに、一途な努力をし続け、壁にぶち当たってもへこたれず、あきらめずに前に進むことだけを考え一生懸命に頑張っている姿を仕事の神様は見逃さないと思います。

 世の中で偉大な発明発見をした人、新製品を開発したり、新技術を開発した人たちのいきざまをみると、そのすべての人が誰にも負けない努力をし続け、創意工夫を重ね、素晴らしいひらめきを得ています。毎日適当な仕事をして成功した人などいません。一生懸命に誰にも負けない努力をすることができるためにも、自分の仕事を「好き」を通り越して「惚れる」までになっていったら、人生にも大変大きなプラスになると思います。

六つの精進 上記の内容は、稲森和夫氏の「六つの精進」に書かれたものが大半ですので、読まれたことがあるなと感じられた方も多いかと思います。

 社長が会社の中で仕事好きNO1になるために必要なものは、会社のかじ取りをする仕事を自己評価して謙虚に反省し、改善を図っていくことで実現できると思います。

 そのために非常に参考になるものに「マネージメント・パワー」があります。

 「マネージメント・パワー」とは、自社の経営に対する社長自身の意識と行動についての診断書です。「社長自身」「顧客(マーケティング)」「商品・サービス」「人材」「成長性」「財務」「経営管理」「危機管理」といった項目について、自己評価することで自分自身を振り返り、今後の改善に活かすことができます。何のために経営をしているのかという理念、そのための行動がきちんとできているかどうか、振り返りの機会を設けることで自分の仕事を好きになり「また頑張ろう!」という気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。





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