第121回 松下幸之助氏の言葉!!

 会社を経営されている社長であれば、一度は松下幸之助氏の書籍等を通じて、その経験に裏打ちされた経営者としての心構え等に触れたことがあると思います。

社長になる人に知っておいてほしいこと 今から数年前にPHPから出版された書籍に「社長になる人に知っておいてほしいこと」があります。

 いま読み返しても、今、社長として毎日の経営のかじ取りで悩まれている方、また、これから社長になろうとしている経営者にとって、非常に大切な心に留めてほしいことが書かれています。

 その中の一部を以下にご紹介させていただきます。

「社長みずからが先頭に立ち社員を率いてこそ真の「飛躍」がある」

「一番目は、身を慎むということでしょうな。経営者としても会社の運命という面でも。そして、二番目として、静かに世の中を眺めることです。改めて、これから自分は何をなすべきなのか、自分の商売はどうあるべきなのか、もとに戻って一度じっと考えてみることですね。」

「熱意があれば、たとえ黙っていても説得できる。滔々としゃべる必要はない。熱意が込められていれば、無言でもものが売れると私は思うんです。絶対に必要なのは熱意や。まず経営者であれば、社員が百人いて皆が熱心だとしても、社長は熱意にかけては最高やないといかん。」

「企業は存在することが社会にとって有益なのかどうかを世間大衆から問われていますが、それに答えるものが経営理念です。つまり、経営者はほかから問われざるとにかかわらず、この会社は何のために存在しているのか、そしてこの会社をどういう方向に進め、どのような姿にしていくのかという企業の基本のあり方について、みずからに問い、みずから答えるものをもたなくてはならない。いいかえれば、確固たる経営理念をもたなくてはならないということです。」

「社長は心配しないといかんですよ。それが仕事なんですわ。心配するのがいややったらもう社長を辞めたらいいんですわ。」

 会社は社長次第です。社長のものの考えや行動によって影響されます。経営の神様と称された松下幸之助氏にはなれなくても、その言葉から学ぶことは出来ます。今回ご紹介させていただいた言葉をどう社長である方、これから社長の道を歩まれようとされる方にとってどう感じとっていただいたでしょうか。

 社長はその立場である以上は常に勉強し続けていかなくてはなりません。そして常に自分が行ってきたことの反省をする謙虚な気持ち忘れないことが大切です。最低、自分の経営の通信簿である決算の時期に一年間を振り返ってみることも必要かと思います。

 その際に参考になるのがマネージメントパワーです。内容に一度目を通されてみてはいかがでしょうか。


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