第115回 原因と結果の法則!!

「原因と結果の法則」 ジェームズ・アレン著 今、ジェームズ・アレンが執筆した書籍「原因と結果の法則」が再び脚光を浴びています。この本は今から100年以上前に書かれたもので、デール・カーネギー他の多くの現代成功哲学の方々にとっての伝説のバイブルといわれています。企業経営を運営する経営者にとっても有益な内容が書かれています。

 その中の一節をご紹介します。


「私たちがこれまで考えてきたこと(原因)が、私たちを、いまの環境(結果)に運んできたのです。自分の現在(の環境)は、自分の過去の行動の積み重ねの結果として生まれている。行動は思考から生まれる。つまり、過去の自分の考えが今の環境という結果を生み出している」(「原因と結果の法則」のはじめにより)

「心の中に蒔かれた(あるいは、そこに落下して根づくことを許された)思いという種のすべてが、それ自身と同様のものを生み出します。それは遅かれ早かれ、行いとして花開き、やがて環境という実を結ぶことになります。良い思いは良い実を結び、悪い思いは悪い実を結びます。人間は、心の奥底の支配的な思いにしたがい、誤った行いをつづけながら、また正しい行いに努めながら、やがては、それらの果実である自分自身の外部環境に行き着くことになります。「原因と結果の法則」はあらゆる場所で機能しているのです。」(「原因と結果の法則」の「思いと環境」より)

 「原因と結果の法則」は経営活動にも機能します。企業経営をされている経営者にとって、経営に対する考え・思いという「原因」が、一年の経営活動の「結果」である「決算」をつくりだしているのです。

 良い考え・思いは良き実=黒字を生みます。悪い考え・思いは悪い実=赤字を生み出します。

 なぜ、今年は赤字という悪い「結果」になったのか。その「原因」である経営に対する経営者のどの考え・思いが良くなかったのか。原因究明ができれば、新年度に向けての経営活動の大きな良い影響を与えてくれることになります。

 その原因究明を行う上で、マネージメントパワーが大きな気づきを経営者に与えてくれます。

 まず、原因がどのようなものであるかを知ることが重要です。そのために経営者ご自身の経営に対する思い・考え方を自己評価の形式で行うものが「マネージメントパワー」です。これにより、自分の経営に対する考え・思いをどのように変えてゆけばよいのかを検討し、次に実現に結びつけるための計画を策定します。この計画=事業計画も良き結果を出すための原因となります。

 経営者の心の奥底の経営に対する真摯な思いを長年持ち続けて経営活動をしていくことはやがて良い環境(優秀な人材、信頼のある取引先、金融機関からの信用等)をつくりだすのです。


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