第103回 常に熱き思いを持ち努力を続ければ夢は実現する!!

 経営者の皆様もロンドンオリンピックの日本選手の活躍に一喜一憂される日々を過ごされていることと思われます。四年に一度のスポーツの祭典でのメダル獲得を夢見て毎日、心血を注いだ努力と勝負に一瞬をかける真剣さに感動を覚えます。その中でも、女子レスリングの日本選手の活躍は目覚しく、63キロ級伊調馨選手、55キロ級吉田沙保里選手、48キロ級小原日登美選手が金メダルを獲得しました。伊調・吉田選手はアテネ・北京オリンピックから3連覇に偉業をそれぞれ成し遂げて、女子レスリング界に金字塔を築きました。

 この偉大な記録は今後も語り続けていかれると思います。


 この二人と違って、小原選手は、波瀾万丈の人生を歩んでこられた中での苦難の金メダル獲得達成をされました。長年、女子レスリング51キロ階級の世界で8度の世界チャンピオンの地位を獲得しながら、オリンピックでは51キロ級が設けられない不運にあい、出場することすら今まで出来ませんでした。それは、55キロ級には世界女王の吉田沙保里選手の厚い壁に阻まれ、下の階級の48キロ階級には妹が選手としてオリンピックを夢見て頑張っているために、断念し、2度の引退と一時はうつ病になり引きこもり状態のため体重も75キロまでに増えてアスリートとして危ぶまれるまでになってしまったとのことです。そんな状態を救ったのが、妹の一言であり夫の康司氏や家族他の多くの方々の存在であったのです。それらの支えにより、最初で最後のオリンピックであるロンドン出場のチャンスを掴み、死闘の末に、決勝戦でマリア・スタドニク選手(アゼルバイジャン)を2−1で勝利を掴んだのでした。金メダルを取った喜びをインタビューに「この金メダルは私一人で取ったのではありません。多くの方々の支えによって掴んだものです。感謝の気持ちで一杯です。本当にあきらめずにレスリングを続けてきてよかったです。」ということを述べていました。


 人生には山あり谷ありの連続です。どのような状態にあっても常に夢を持ち続け努力を続けていけば実現することを、小原日登美選手は教えてくれました。

 中小企業経営者も会社経営をされていますと、ふとあきらめや逃げたい気持ちがふっと湧いてくる時があるかもしれません。そのような時に、小原日登美選手のロンドンオリンピックで見せてくれた姿を思い出して、日々の経営活動に前向きに努力怠らず、頑張っていってください。

 頑張るためには闇雲な努力をしていっては金メダルは取れません。努力している方向が正しいのかどうか方向が正しくてもやり方が適切化どうかを判断していく必要があります。方向とやり方が適切かどうかを自分の経営力の定期点検ができる「マネージメントパワー」を実施してみてはどうでしょうか。


 「マネージメントパワー」では、経営力を8つの視点からセルフチェックし、その結果からどの経営力要素を伸ばせば良いかがわかります。アンケート形式の質問に答えることで、普段意識していなかったことに気づき今以上に経営力を磨くきっかけを作ることができます。この波乱の時代を生き抜くためには、経営者の経営力を高めるほかないのです。




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