第3回 社長がいきいきしていないと会社は生きられない

 よく経営者は孤独といわれますが、自分の会社は、自分以外の誰かに守ってもらうものではありません。自分の会社は自分で守るしかないのです。
 では、会社を守るために経営者にとって必要なものには何があるでしょうか?

 まず第一に「判断」です。

経営者は日々の些細な業務のことから、会社の将来を左右する大きな戦略まで判断をしなければなりません。
例えば、今の時代、経営者がリスクを恐れて安全策ばかりをとっていては、先細りすることは目に見えて明らかです。時には、ある程度のリスクを冒してチャレンジしなければならない時もあり、その時の経営者の判断が会社の行く末を決定付けます。ただし、何でもかんでもリスクを恐れず前に進めばいいというものではありません。どの程度のリスクまでなら負うという判断が必要です。その際の判断材料として自分の会社の「決算診断」をすることは大変重要なことです。

 次に「勇気」です。

会社は常に変革をし続けていかないとある日突然に「こんなはずでは!?」という日々が来ないとは限りません。ただ変革をはかろうとした場合、社内から反対意見が出たり、経営者自身もあれこれ考え、悩み、不安に感じたりすることもあるかもしれませんが、経営者には決断する勇気が必要です。その勇気が会社をよい方向へ導き、社員の幸せも実現させていくのです。また、自分の間違いに気づいた時には、自分の非を認める勇気も当然必要です。その他、捨てる勇気、他人の反対意見を認める勇気など、経営者の勇気によって会社は守られます。

 最後に「行動」です。何ごとも行動なくしては前に進むことはできません。社員を奮い立たせるためには、経営者自身が行動で示していくのが、何よりも効果を発揮します。
立てた目標と実績に違いが生じた場合、ただ社員にハッパをかけるのではなく、経営者自身が率先して行動を起こすことにより、その姿を見た社員は危機感を覚え直ぐに行動を開始します。会社が停滞している時など、スランプ・危機を乗り越えられるかどうかは経営者の行動力次第です。

 以上の「判断」「勇気」「行動」以外に、経営者が自分の会社を守ることはできません。
この3つの要素を持った経営者はいきいきと発揮しており、会社も活力が漲っているのです。


自分の判断・自分の勇気・自分の行動以外自分を守れるものはない






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