第2回 決算は会社の全てを物語る

 企業間競争が熾烈を極め、今やプロの経営者でなければ生存できない時代である。プロとプロの経営者がぶつかり合っているのである。
 その競合に負けた敗者には倒産という厳しい現実が待ち受けています。

 会社にはいかなる相手と戦っても必ず勝つ力を養い、それを維持する努力をし続かなければなりません。そのために常に経営において改善と変革と創造の努力を怠ってはいけません。
 改善や変革をするためには、まず己をしっかりと知ることから始めることです。プロの経営者になるための第一歩は現在の会社の力を把握することです。そのために必要なものが「決算書」なのです。「決算書」は経営者の一年間の経営活動の成績表です。その中に会社の一年間のドラマがぎっしり詰まっているのです。

会社のドラマとは
成功もしくは失敗に至るプロセスです。

 新製品開発の成功、新店舗出店の成功、販促開拓の成功、技術革新の成功、売上増加による利益の増加 等々。 成功 には、それなりの経営努力があり、経営者の意思決定や実行力が正しかったことの証明です。
 しかし、失敗にもそれなりの理由があります。それを極端に表しているのが「決算書」です。「決算書」に表された数字をちょっと見ただけで会社の失敗に至った理由が分かります。
 ■ 売上の増減に注目する
 ■ 粗利益率の低下の原因を究明する
 ■ 経費支出の増大にメスを入れる
 ■ 売上債権や在庫の増大、過大な投資
等々 をチェックすることにより、会社のトラブルに原因が分かってきます


「決算書」がよくわかると、会社の方向性が見えてくる!!

 決算書に表れた数字は、経営者に語りかけています。その数字が何を語っているかを知ることは非常に重要なことです。経営についての考え方や行動に間違いがあればおかしな数字が決算書に表れてきます。
 「決算書」を診断することにより、現状の経営の課題と解決への方策と次なる目標が見えてきます。決算は、経営の結果であり、次へのスタートでもあるのです。経営者が「決算書」の数字をよく分ってくることが経営能力向上の第一歩に繋がってきます。






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「決算診断」プロス
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