株式公開とは自社の株式を証券取引所に新規上場させることをいいます。株式公開はIPO(Initial Public Offering)ともいわれます。株式を公開すると、市場から得た多額の資金を元手に、事業が一段と飛躍する可能性が高まります。 しかし、株式公開のためには、大変な労力が必要です。また、年単位で公開準備をする必要もあります。その苦労を乗り越えて、無事株式公開を果たすと様々なメリットを受けることができます。一方で、上場企業だからこその悩みも新たに生じることになります。 一見、華やかな面ばかりに目がいきがちな株式公開のメリットとデメリットをまとめてみました。
すでに上場している企業であっても、株式公開のデメリットがメリットを上回れば、株式会社ワールドや株式会社ポッカコーポレーションのように、資本市場からの撤退(これをゴーイングプライベートといいます)を選択する企業も出てくることとなります。また、TOBをかけられて、結果的に資本市場から撤退するケースもあります。その他、コンプライアンス違反に対して非上場企業よりも多くの社会的制裁を受けやすい上場企業は、違反の程度によっては資本市場から強制的に退場させられることもあります。IPOをすべきか否かは、IPOのメリットとデメリットを十分に比較した上で判断すべきといえます。 また、株式公開準備の中には資本政策のように、一度実行してしまうと元に戻すことができないものもあります。IPOすべきかどうかは、十分な情報を元に、慎重に事を進めていく必要があります。 |
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