会社を良くする「経営の教科書」
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第19回 会社の資金の「4つの種類」(1)


 今会社にある現金と、預金口座にあるお金には「4つの種類」と「2つの質」が存在する。それを把握しておかなければ、誤った経営判断をすることになりかねない。今回は「4つの種類」の一つ目「継続事業によって生み出した資金」について確認する。

 この種類のお金がたくさんあるのが理想。もしマイナスならば、大変言い難いけれども、経営をせず、預金でもしていた方が、わずかでも金利がついてお金は増やせたことになる。プラスの場合は、会社の継続年数で割ってみるといい。いったいいくらの儲けを計上してきたことになるのかがわかりやすく表現される。計算方法は以下の通り。自社の決算書を以下のシートに当てはめればいい。


 さて、今我社には「継続事業によって生み出した資金」がいくらあるかを早速確認しよう。分からなければ航海士である会計事務所に訪ねてみよう。